💡投資の考え方・戦略

株式相場の下落が不安なあなたへ|長期積立投資を続けるためのヒント

初老の男性がヒントを手紙に書き残している。背景には「相場下落で不安な人へ|積立投資をやめない方がいい本当の理由」と日本語で書かれている。
こっしー

最近の株式相場の下落や円高ドル安により、SNSやニュースでも「株価暴落」「景気後退」といった不安を煽るワードが増えてきました。
私自身もインデックスファンドでの積立を始めたばかりなので、どうしても気になってしまいます。

情報を見れば見るほど「今やめた方がいいのでは?」「損してしまうかも…」と揺れる気持ちが出てくるのは当然のこと。
特に投資初心者の方は、こうした情報に振り回されてしまい、「投資を続けていいのか分からない」と感じてしまうかもしれません。

でも、もし優良なインデックスファンドに積立をしているなら、大丈夫。焦らず、続けることに価値があります。
この記事では、その理由を「相場の歴史・投資手法・心理面」などから解説していきます。


株式市場は本当に長期で成長しているのか?

「株式市場は長期では右肩上がりに成長している」
…この言葉、投資を始めるとよく見かけますが、正直「本当にそうなの?」と思ったことはありませんか?

たしかに、日本の株式市場は1990年代のバブル崩壊以降、長く低迷していた時期がありました。
でも、実は2024年に日経平均はバブル期の最高値(約38,900円)を更新し、長期の停滞を越えたのです。

つまり、日本株ですら「長期で見れば成長している」という事実があります。
そして、米国株に至っては、過去100年で年率7〜10%の成長を続けてきたというデータもあり、世界的な成長はなお継続中です(J.P.モルガン資料より)。


下落局面こそ、積立投資の“美味しい時間”

積立投資の最大の武器は「ドルコスト平均法」。

価格が下がった時には、同じ金額でも多くの口数を購入でき、平均購入単価が下がる仕組みです。

たとえば、バブル崩壊後の低迷期に積立をしていた人たちは、
「ずっと安く買い続けていたこと」が、今の株価上昇局面で大きな利益に繋がっています。

これは一括投資にはないメリット。
「相場が下がっている今こそ、将来の含み益を積み上げている時間」なんです。


不安でやめる? それが一番もったいない

このタイミングで「やっぱり不安だから売ろうかな」と思っている方へ。

それ、ものすごくもったいないです!

実際、野村アセットの資料によると、暴落後に売ってしまった人の多くは、回復局面に乗り遅れ、その後の成長から取り残されたとの分析もあります。
いわゆる「狼狽売り」は、最もリターンを損なう行動のひとつ。

積立投資は「続けた人が勝つ」仕組みです。
不安な時こそ、淡々と続けることが最大の武器になるんです。


優良なインデックスファンドなら、分散が効いている

「投資って危ないんじゃないの?」という声もよくあります。

でも、インデックスファンドは個別株とは違い、数百〜数千の銘柄に分散投資されているため、リスクが平均化されています。

たとえば:

  • 全世界株式(オルカン)
  • S&P500連動型ファンド
  • TOPIX連動型ETF など

こういった商品は、1つの企業や地域に依存せず、経済全体の成長に連動して動くため、長期投資との相性も抜群です。


投資で一番厄介なのは「感情」

そして忘れてはいけないのが「人の心理」。

相場が下がると「もっと下がりそう…」と思い込み、
逆に上がると「今がチャンスだ!」と飛びついてしまう。

これは「プロスペクト理論」や「損失回避バイアス」と呼ばれるもので、
人間の本能的な心理によって、合理的な投資判断が鈍ってしまう現象です。

だからこそ、「自動で積み立てる」「感情を入れない」「ルール通りに動く」が大切。
積立投資は、そういった“心理の罠”を回避するのにも向いています。


まとめ:今やめたら、もったいない

不安な気持ちは、すごくよく分かります。
私も投資を始めたばかりで、毎日のニュースに心がざわつくことがあります。

でも、「だからやめる」のは、過去の積立の価値を自分で捨ててしまう行動。

  • 長期で見れば株式市場は成長している
  • 積立は下落時こそ有利に働く
  • 優良なインデックスファンドなら分散が効いていて安心
  • 感情に振り回されない仕組みになっている

積立をしているあなたは、すでに賢明な選択をしています。
このまま「コツコツ」を続けることで、きっと将来の安心につながっていくはずです。

ABOUT ME
こっしー
こっしー
コツコツ資産作りブロガー
夜勤の倉庫作業員をしながら、投資・貯金・ブログ運営でコツコツ資産形成中。 ごく普通の収入でも、工夫次第でできる「こっしー流マネープラン」を発信しています。
記事URLをコピーしました